JavaScript SDKについて
Hexabase JavaScript SDKについて
対応環境・ソフトウェアについて
Hexabase JavaScript SDKを利用する際には、以下の環境・ソフトウェアが必要となります。
- OS
Windows, macOS, Linux - Node.js
Node.jsは最新2バージョンをサポートしています。
Getting started
Hexabase JavaScript SDKはNode.jsアプリケーション(フロントエンド向け含む)にて利用されます。まず、ディレクトリを作成します。
$ mkdir my-app
$ cd my-app
次に、Node.jsプロジェクトを初期化します。
$ npm init -y
コマンドが成功すると、 以下のような内容の package.json
が作成されます。
{
"name": "my-app",
"version": "1.0.0",
"description": "",
"main": "index.js",
"scripts": {
"test": "echo \"Error: no test specified\" && exit 1"
},
"keywords": [],
"author": "",
"license": "ISC"
}
SDKのインストール
続けて、Hexabase JavaScript SDKをインストールします。
npm i @hexabase/hexabase-js
コマンドが成功すると、 node_modules
ディレクトリが作成され、Hexabase JavaScript SDKがインストールされます。また、 package-lock.json
というファイルが作成されます。
ここまでで準備完了です。
SDKの利用する
デモ用のアカウント、ワークスペースを用意していますので、以下の情報を利用してください。
変数名 | 項目 | 値 |
---|---|---|
workspaceId | ワークスペースのID | demo_workspace |
projectId | プロジェクトのID | sdk |
datastoreId | データストアのID | hello |
ログインメールアドレス | [email protected] | |
password | ログインパスワード | hexabase.com5678 |
まずJavaScriptファイルを用意します。ファイル名は index.mjs
としてください(.jsではありません)。
最初にHexabase SDKをインポートします。
import { HexabaseClient } from '@hexabase/hexabase-js';
次に、HexabaseClientを初期化します。
const client = new HexabaseClient();
変数を定義する
上記の変数を定義します。
const workspaceId = 'demo_workspace';
const projectId = 'sdk';
const datastoreId = 'hello';
const email = '[email protected]';
const password = 'hexabase.com5678';
ログインする
Hexabaseでは非同期処理が多用されるので、処理全体を async
で囲みます。
(async () => {
// 以下のコードはこの中に書きます
})();
まずログインを行います。
await client.login({email, password});
ワークスペース・プロジェクトを設定する
ログイン成功したら、ワークスペースを設定します。
await client.setWorkspace(workspaceId);
続けて、プロジェクトを取得します。
const project = await client.currentWorkspace.project(projectId);
最後にデータストアを取得します。
const datastore = await project.datastore(datastoreId);
データを保存してみる
では、このデータストアに対してデータを保存してみましょう。今回のデータストア hello
には以下のフィールドを用意しています。
フィールド名(英語) | フィールド名(日本語) | フィールドタイプ |
---|---|---|
message | メッセージ | 文字列 |
まず、データを作成します。
const item = await datastore.item();
続けて、この item
に対してフィールドを設定します。
item.set('message', 'Hello, Hexabase!');
データを保存します。
await item.save();
ちゃんと保存されていれば、アイテムのIDが取得できます。
console.log(item.id);
コードを実行する
では、このコードを実行してみましょう。
node index.mjs
653f41f032d80f256a06015f
のような文字列が返ってくれば、成功です。
全体のコード
ここまでのコードをまとめると以下のようになります。
// Hexabase JavaScript SDKをインポート
import { HexabaseClient } from '@hexabase/hexabase-js';
// HexabaseClientを初期化
const client = new HexabaseClient();
// デモ用のワークスペース、プロジェクト、認証情報など
const workspaceId = 'demo_workspace';
const projectId = 'sdk';
const datastoreId = 'hello';
const email = '[email protected]';
const password = 'hexabase.com5678';
(async () => {
// ログイン
await client.login({email, password});
// ワークスペースを設定
await client.setWorkspace(workspaceId);
// プロジェクトを取得
const project = await client.currentWorkspace.project(projectId);
// データストアを取得
const datastore = await project.datastore(datastoreId);
// データを新規作成
const item = await datastore.item();
// フィールドを設定
item.set('message', 'Hello, Hexabase!');
// データを保存
await item.save();
// アイテムIDを表示
console.log(item.id);
})();
SDKの詳しい使い方を見る場合は、右側のメニューからクラスを選んでください。
License
Hexabase JavaScript SDKはMIT licensedにて公開されています。